Supershipの商品検索エンジンをSNKRDUNKが導入!リテールメディアへの布石か?
- AI要約
- 4月10日
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Supershipが提供するサイト内検索エンジン「S4」がスニーカー専門フリマアプリ「スニダン」に採用された。同社によれば、商品の絞り込み機能などが評価され、今回の導入に至ったという。特にスニーカーという商品は、ブランドやサイズ、商品の状態など複雑な条件での検索精度が重要となるためだ。「S4」の導入により、ユーザーは目的の商品をより短時間で発見できるようになり、取引活性化につながる可能性が高い。

商品検索エンジンとリテールメディア
注目すべきは、Supershipは「S4Ads」というECサイト向けリテールメディア構築システムも保有している点だ。Supershipはネット広告にルーツを持つので、検索エンジンと広告システムをバンドルするのは当然の流れだろう。
フリマアプリで個人の売り手が掲載ブーストのために広告出稿することは考えづらいため、「スニダン」が本格的にリテールメディアに参入する可能性は低い。しかし、ファッション感度の高いユーザー層という特徴を持つ「スニダン」には、アパレルをはじめとしたノンエンデミック広告を出稿したい広告主は少なくないだろう。

国産プレイヤーが勝てる数少ない領域
日本企業はWeb検索エンジンやAI技術では米国企業に及ばないものの、日本のECサイト向けに特化した商品検索エンジンでは国産企業にも勝機がある。国産の商品検索エンジンとリテールメディア基盤をバンドルして提供する動きはますます活発になってきている。各社の競争激化を経て、最終的に市場を制圧するプレーヤーが現れるのか、商品検索エンジンの動向に目が離せない。
